哲学堂公園で絶品パンを頬張る。自転車で見つける中野の新しい魅力

中野・吉祥寺・三鷹

平日でも地元民・観光客問わず、人でごった返しになる東京・中野。

サブカルの聖地として知られるブロードウェイや昔ながらの名店が並ぶ飲屋街など、エネルギッシュな街の雰囲気は今でも年々注目度が増しています。
(移住者も増えており、地価も高騰中)

実はそんな中野にも、自然派のみなさんにオススメのスポットが多く存在することはご存知でしょうか。

今回は、「中野の街ってちょっと忙しすぎる」という方向けに、地元民がオススメするゆったりまったりお出かけコースをご紹介します。

必須アイテムは自転車

おすすめはシェアサイクル

今回ご紹介するコースは「癒し」がテーマ。その上で、どうしても欠かせないのが「自転車」です。
(適度な運動、雑踏を忘れさせる気持ちいい風がポイント。)

そのときに、電車を使って中野を訪れる方や、近所だけど自転車を持っていない方に使っていただきたいのがシェアサイクル。

シェアサイクル(コミュニティサイクル)とは、街中に設置されているいくつもの自転車貸出拠点(ポート)から、利用者が自転車をどこでも貸出・返却できる自転車サービスです。

どこから乗るの?

さっそく自転車をレンタルするために、ポートのある中野駅北口に向かいます。

駅には南口と北口がありますが、ブロードウェイなど有名な観光スポットは北口に集中しています。

北口に着いたら、商店街には入らず大通りに面した「スターバックス中野通り店」を目指します。

スタバの看板が見えてくると、目の前にはそびえ立つ「中野サンプラザ」。そのすぐ近くにある大きいボーリングピンに向かいます。

ボーリングピンの少し手前、中野サンプラザの敷地内にサイクルポートが設置されています。

シェアサイクルのポートには、レンタサイクルなどでよく目にする感じのママチャリではなく、整備された電動アシスト自転車が綺麗に並んでいます。

レンタルに必要なこと

到着したのはいいものの、自転車だけが並べられた状況は慣れない方は少し戸惑ってしまうかもしれません。

そこで簡単に「ハローサイクリング」を利用する際の事前準備をご説明します。

必要なことは主にこの3点。
・専用アプリのダウンロード
・会員登録
・自転車の予約

個人情報やクレジットカード番号の登録などを求められるので、アプリのダウンロードと会員登録は事前に済ましておくのがベスト。

App Store
Google Play

なお、自転車は予約をした時点から30分以内に借り始めないといけないので、自転車の予約は当日に行います。
この日は事前に確認したところ貸出台数に余裕がありそうだったので、その場予約をしてみました。

アプリを開くと現在地から近いポートを表示してくれるので、そこから借りたい自転車を指定します。

サイクルポートでアプリ上から自転車の指定を行なったら、アプリに4桁の暗証番号が表示されます。自転車に付いている小さいモニターに表示された暗証番号を入力すると、ロックが外れる仕組みになっています。

このアプリの暗証番号が「自転車のロック(鍵)の暗証番号」の役割を担っているので、途中で自転車を施錠するときも解錠するときも、この番号が必要になります。

私は普段シェアサイクルをよく利用するのですが、初めて借りるときは少々手こずりました。
モニターが多少暗くタップした時の反応もあまり良くないのですが、すぐに諦めないで根気よくトライするのが大事かなと思います。
(それを補って余りあるほど便利で快適なのです)

料金は2パターン

ちなみに料金の看板はわかりやすい場所にありました。電動アシスト自転車の場合、2種類の料金プランから選ぶことができます。

電動アシスト自転車
・15分:60円
・1日:1000円

通常自転車
・15分:30円
・1日:500円

この日は2~3時間の予定だったので、「電動アシスト自転車」の「15分60円」を選択。

シェアサイクルの説明が続きましたが、これで自転車のレンタルは完了。いよいよスタートです。

中野駅付近は平日でも人通りが激しいので、広い道に出るまでは自転車を押していく方が良いかもしれません。

中野の隠れ家パン屋「ラ・クロシェット」

静かな住宅地にひっそりと

サイクルポートから「早稲田通り」に抜けて「中野体育館」の方へ向かいます。
セブンイレブンの角を右に曲がり、1,2分自転車に乗るとお目当のパン屋さんが見えてきます。

駅前の賑わいとはまるで別世界のような静まり返った住宅地。その中にひっそりと構えているのが「ラ・クロシェット(LA CLOCHETTE)」です。

乗ってきた自転車は一旦お店の脇へ。
到着したのは13時半頃でしたが、すでに陳列棚は空いていて、全体の半分ほどは売れてしまっているようでした。

ただ、サイクリングに持って行くには十分種類はあるので、結局どれを選ぶか迷うことになるのですが。
私は普段このお店に買いに来る時も、毎回迷っては大量に購入して、ひとりパン祭りをしています(笑)

必ず好みが見つかる豊富なラインナップ

幸いにも、人気商品がいくつか残っていました。
過去に何度も購入したことのあるクロワッサンは、サクサクで香り高くオススメの絶品。
フランスパンをはじめとしたハード系のパンは、一見食べにくそうですが口に入れると優しい食感と味に包まれます。

人気商品のあんパンは、パンとあんこのバランスがちょうど良く、甘すぎないので大人でもペロッと食べられます。

そして今回私が”頑張って”選び抜いたのはこの3つ。

・あげぱん(シナモン味):120円
実は毎回買ってしまうあげぱん。想像のはるか上をいくもちもち感は悶絶級の美味しさです。
シュガー・きな粉・シナモンの3種類がありますが、今回は食べたことのないシナモンに挑戦。

・あんバターフランス:220円
板状のバターとつぶあんをフランスパンに挟んだ、進化系あんバタ。
コッペパンで作られる事が多いあんバタですが、口の中で硬めのフランスパンにバターが染み込む瞬間は何度食べても感動します。
バターのしょっぱさとあんこの甘さ、そしてハードな噛みごたえのマリアージュは、一度試してみる価値ありです。

・ラスク:225円
サイクリングということで一口サイズのお菓子が欲しくなり、小分けにされたラスクも購入。
実はこちらのパン屋さん、食パンがあっという間に売り切れてしまう人気商品。その端っこを使っているだけあって、バターの香りとパンの風味がしっかり残った満足感の高い上質ラスクでした。

パンを買ったらあとは準備万端。
ラスクをつまみ食いし(パンは我慢して)、今日のお目当ての場所に向かいます。

ちょっと不思議な憩いの場。哲学堂公園。

ポカポカ陽気の中を自転車で

ラ・クロシェットから新井薬師前駅に向かう道をひたすらまっすぐ進むと、お目当ての哲学堂公園が見えてきます。

この日は天気も良く少し汗ばむポカポカ陽気でしたが、風を切りながら広い道路を走るのは本当に気持ちがよかったです。

徒歩だと25分かかるのですが、自転車だとゆっくり漕いでも10分弱で到着。もう少し漕いでいたいと思うくらいでした。

そもそも「哲学堂」とは?

哲学堂公園は、明治39年に大哲学者の井上円了博士が「哲学」を学べる修道場として設立した歴史ある施設。

ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」から始まり、今では入り口の案内版に「七十七場名称案内」と書かれているほど多くの施設が残っています。

難しそうだけどつい気になる石碑

園内を歩いていると、気になる石碑や言葉が書かれたボードが次から次へと。これらの石碑を眺めながら哲学堂公園を散歩するのも気持ちが良さそうです。

自然に囲まれた癒しの空間

何度も修復が繰り返されながら整備された建造物をさらに際立たせるのが、沢山の花や植物です。

季節ごとに違う景観を楽しめることでも有名な公園で、園内の看板を真剣に読みながら散歩している人も珍しくありません。

春には桜が咲き、秋には紅葉が見られるのも大きな魅力。園内には木陰がたくさんあるので、夏の時期には木陰で涼んでひと休みすることもできます。

パンを頬張る最高のリラックスタイム

散策も気持ちがいいですが、ベンチに座ってゆっくり流れる時間を堪能するのもおすすめです。

園内には座れる場所も多くあり、ジョギングや散歩の合間に休憩する人もちらほら。まさに憩いの場といった雰囲気です。

私はベンチに座って楽しみにしていたパンを頬張り、その後は園内の猫と戯れたり花の写真を撮ったり。

まさに、最高にちょうどいい癒しの時間を過ごすことができました。

帰りも楽しい自転車の底力

電動アシストが大活躍

たっぷり充電できたところで帰路につきます。駐輪していた自転車に暗証番号を入力してロックを解除し、もと来た道を引き返します。

・・・と実は、哲学堂公園までの行きの道のりは、結構な下り坂でした。

ということは、行きは風を感じられて気持ちいいのですが、帰りは相当しんどい上り坂・・。

そういう時は、迷わず電動アシストをONにしてフルアシストしてもらいましょう。
電動アシストを使うと上り坂も本当に全く苦にならず、楽に来た道を戻ることができます。

たまにバッテリーが十分でない自転車もあるので、借りる時にバッテリー残量を確認するのがおすすめです。

もしバッテリーが少ない場合は、平坦な道では電動アシストを極力OFFの状態で進むのがおすすめです。

返却方法はとてもシンプル

あっという間に中野に帰還。
シェアサイクルは基本的にどこのサイクルポートに返却して良いのですが、この日は借りた場所に戻すことにします。

返却するときは、自転車を施錠して、モニターから「返却(RETURN)」を選択するだけです。
会員登録の際にクレジットカード番号を登録するので、現金いらずで決済もスムーズ。

まとめ

今回のコースは計3時間。
マンネリ化した中野散策を打破すべく思いついた企画でしたが、短時間でも思いの発見が多く街の新しい魅力に気づくことができました。

食べたことあるパンも行ったことある場所も、コースの作り方によってはより特別な場所になります。
自転車という必殺アイテムを使ったのもよかったのかもしれません!

お休みのときに中野にお出かけする際は、ぜひ参考にしてみてください。

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